食べたり塗ったり描いたり。
意外と知られていない蜜蝋について解説します。
みつばちは蜜蝋で巣を作る
蜜蝋は巣の材料
働きバチは、孵化後2週間をすぎるとお腹の腺からうすい蝋がにじみでて、これを材料にして巣を作ります。
働きバチははちみつや花粉を食べながら蜜蝋を出し、巣作りをします。
蜜蝋(ビーワックス)はミツバチが分泌した巣の原料で、巣を生成して取り出した蝋の成分なのです。
はちみつとはまた違うほのかな甘い香りがするのも特徴です。
食べられる蜜蝋コムハニー
加熱などの加工が一切なく完熟のはちみつも入って栄養豊富
蜜蝋は唯一の食べられる蝋で巣ごと食べられるコムハニー(巣蜜)は、巣に含まれるプロポリス(ただしプロポリスは西洋ミツバチしか作りません)も摂ることができ、はちみつの甘さと蜜蝋の独特の食感を同時に楽しめます。


コムハニーの食べ方
パンに塗ったり、コーンフレークに混ぜたり、アイスクリームやヨーグルトにもよく合います。
豊富な栄養素が壊れてしまうのを防ぐため、加熱はせずに召し上がるのがおすすめです。
蜜蝋が口に残る場合がありますが、蜜蝋も栄養が豊富ですので是非一緒に召し上がってください。
コムハニーの保存方法
常温で大丈夫(冷蔵庫に入れると結晶化してしまいます)ですが、直射日光を避けてできるだけ冷暗所での保存がおすすめです。
様々な蜜蝋商品
蜜蝋クリーム
保湿・柔軟効果と抗菌抗炎症作用
犬の肉球ケア用なんていう製品もありましたよ。
リップクリームなども人気。
蜜蝋ワックス
つやを出したり防水効果
靴磨きや木製品のつや出しなど
蜜蝋キャンドル
画像: 写真AC
蜜蝋は抗菌作用があり、ろうそくは空気の清浄化が期待できる
石油由来ではない自然由来のあたたかみと安全性が魅力。
煙や煤が少なくほのかな甘い香りでアロマ効果も。
蝋がたれにくく、長持ち。
マザーテレサが貧しくて治療のできないぜんそくなどアレルギーをもつ子供たちのために蜜蝋キャンドルを灯していたという逸話もあります。
蜜蝋クレヨン
特徴
- 折れにくくべたつかない
- 色を重ね、グラデーションを楽しめる
- 口に入れても無害
蜜蝋粘土
芸術を取り入れた独創的な教育であるシュタイナー学校でも使われている
クレヨンも同様なのですが、蜜蝋粘土もシュタイナー学校で使われています。
手の中であたためてやわらかくしてから形を作ります。
安全な素材で出来ており、手先も使うので、お年寄りの手遊びにも向いています。
まとめ
以上蜜蝋についてお届けしました。
どうぞ毎日の暮らしに上手にとり入れてみて下さいね。
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参考文献
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