はちみつが固まってしまった。
もうおいしく食べられないのでしょうか?
はちみつの結晶化はよくないことなのでしょうか?
はちみつが白く固まってしまったということはないでしょうか?
最近スーパーの店頭でもこの現象を目にしました。
固まってしまっているものが手前に陳列されていたのですが、こういう見た目だと売れ行きは落ちてしまうのだろうな…などと想像していました。
はちみつは結晶する
結論を言いますと、どのはちみつでも時間が経てば必ず結晶します。(天然のはちみつに人工的に手を加えたものはこのかぎりではありません)

固まってしまっても、はちみつが傷んだわけではないのです。

もしも購入したはちみつがかなりの時間が経過しても結晶しないということであれば、はちみつの純度が低いということも考えられます。
ただし、結晶化するまでにかかる時間は花の種類や時期によってかなり差があることは事実です。
固まる原因は?
結晶化の原因は、はちみつに含まれる糖分のひとつであるブドウ糖に結晶化しやすい性質があるからです。
このブドウ糖がみつに混ざっている花粉などを核にして固まるのです。
はちみつの固まりやすさは、含まれているブドウ糖の多さや花粉の量によって違いがあります。
例えば、アカシアのはちみつは比較的固まりにくく、賞味期限内にはほとんど結晶しないという特徴があります。
固まってしまった時の溶かし方は?
はちみつが白く固まってしまっても、栄養や品質が変化、低下しているということはなく、これをやわらかくするには50℃~60℃のお湯でゆっくりと湯煎をしてみてください。
この時、はちみつ自体の温度が60℃を超えると、せっかくの豊富なはちみつの有用成分が壊れ、品質が劣化してしまいます。
温度にはじゅうぶん注意していただき、好みのやわらかさになったらすぐに湯煎をおろしていただきたく思います。
最後に
甘くておいしいはちみつですが1歳未満の乳児には与えないようにしましょう。
そのわけは?

参考文献
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